「消毒してあげる。服脱げる?」
「そこまでしなくても「いいから、遠慮しないの!!」
水埜さんの勢いに負けて渋々制服のボタンを外す。
その間に水埜さんは救急箱をとってきてくれた。
「うわー、痣だらけ。我慢しすぎよ。」
水埜さんにデコピンされる。
「………スイマセン。」
あたしは謝る。
そんなあたしに水埜さんは笑った。
「よく頑張ったわね。」
水埜さんは手際よく手当てしてくれた。
手当てが終わってボタンを締める。
「真城ちゃん、今度からきつくなったらあたしのところに来ていいわよ。」
「いいんですか?」

