「えっと……水埜…さん?」
そこにいたのは屋上で一度会ったきりの水埜さんがいた。
「覚えててくれたの!?嬉しいー!!」
水埜さんは綺麗なオレンジ色の髪をなびかせながら歩いてくる。
「こんなとこで何してたの?」
側まできた水埜さんが言う。
「いえ、別に…」
ここにいるのを見られてどう対応していいのかわからなくなった。
水埜さんはあたしの隣にある空き教室を見て何かを察したような顔になる。
「ねぇ、今から第二視聴覚室にこない?」
水埜さんの提案に驚きがらもあたしは頷いた。
「風雅達には言っておくから心配しないでね。」
そう言って水埜さんは歩きはじめた。

