「真城ちゃん、何かあったの?」 空良は心配性だ。 「最近寝不足で、少し眠ってから来てるからかもしんない。」 次々と言葉が口から出てくる。 みんなから感じる視線よりも隣から感じる視線の方が強い。 あたしの言葉にみんなは納得した顔で次の話題に移った。 一人だけ変わらない視線を向けてくる人がいた。 「なに?」 視線に耐えきれなくなりあたしは風雅の方を向いた。 「いや。」 風雅はすぐにあたしから目を逸らした。 こうしてあたしは、また嘘をつく。