「そうですけど。」




雰囲気からして、先輩だろうと思ったあたしはとりあえず敬語をしておいた。




「話あるから、着いて来て。」




リーダーらしき女が言うと、回れ右をして歩き出した。




他の女達もそれについていく。




しっかりあたしを睨むのを忘れずに…






断れるタイミングを逃してしまったため仕方なくあたしは女達についていくことにした。




ついた場所は三階の一番奥にある汚ない空き教室。




埃がまって煙たい。




女達はあたしが中に入ったことを確認するとドアしめてカギまでかけた。




別に逃げないのに。