そして、何か言いたそうな二人を残して急いで教室から出た。




屋上に向かうため、三階から四階に上がる階段を登っていた時だった。











ぐいっ




「え?」




あたしは後ろから思い切り引っ張られた。




そしてあたしはそのまま後ろ向きに階段から落ちた。















「……っ…。」




階段から落ちて意識が薄れていくあたしが見たものは、




誰かわからない女子生徒のスカートと、そしていいきみだと言わんばかりに上がる口元だった。




あたしはそのまま意識を手放した。