氷真は何だよ!!とか言いながら口を尖らせている。 あたしが人気者のわけがない。 だって、そうでしょう? みんながあたしに話かけて来るのはあたしが風神の姫だからであって、 決してあたし自身に話かけているわけじゃない。 氷真達だって仕方なくあたしの護衛をしてるだけでやりたくてやってるわけじゃない。 あたしは居ても居なくても困らない人間だから。 「おい、真城?」 何も喋らなくなったあたしを不思議に思ったのか氷真が声をかけてきた。 「なに?」 はっとしてあたしは氷真に向き直った。