風神I





「……少しね。」




あたしは視線を下に落とした。




「「真城!!テニスしないの!?」」




大と力がキラキラした目であたしを見てくる。





「随分まえにやめたから。」




あたしは視線を昌人達に戻した。





「「そうなんだ。」」




二人は残念そうに言った。




「ごめん黙ってて。ちゃんと理由言ってこればよかったね。」




あたしは話をそらしたくて言った。




「いや。早とちりした俺らの方が悪かったんだから気にしないで。」




空良が笑いながら言った。




「それにしてもあの二人上手いな。さっきから全然ボール落とさねぇし。」




旭が昌人達を見て感心しながら言った。