「「うん!!」」 昌人と勝広はラケットを持ってコートに走って行った。 「立ったままも疲れるからあっちのベンチに座ろ。」 あたしはコートの横にあるベンチを差して言った。 ベンチに座って一息つくとあたしはじっと昌人達の試合を見ていた。 「真城ちゃんはどうしてここに来たの?」 しばらくして空良があたしに質問してきた。 「週に一回ここであの二人にテニス教えてんの。」 あたしは二人から目を離さずに言う。 「真城テニス出来んのかよ!!」 驚いたような顔で旭が言ってくる。