そこにいたのは、ジーパンにTシャツといったとても楽な服装になった真城ちゃんだった。
真城ちゃんの格好に旭は驚いた顔になった。
「なんだあいつ、あんな格好でデートする気か?」
旭の言葉に風雅が睨んだ、焦った旭は急いで俺の後ろに隠れてきた。
こいつはバカか?
なんでもっと成長しないのか。
呆れた俺はため息をついて真城ちゃんの方を見た。
「とにかく追いかけよう。」
ここで真城ちゃんを見失うわけにはいかないのでいったん落ち着かせた。
足を進めると真城ちゃんはすでに遠くまで歩いていて俺達は急いで後を追った。

