ま、馨の自業自得だ。 他の三人は後ろで身を潜めあった青ざめている。 そんなに怖いならそんなこと言わなければいいのに。 「ぐっぐるじい゛…」 馨は風雅の腕を叩きながらギブアップというように助けを求めていた。 「風雅、その辺にしとけ。」 そろそろ馨に限界がきたと思った俺は風雅にやめるように言った。 風雅の腕から逃れた馨はゼェゼェと肩で息 をしていた。 「っ!!おい、あれ!!」 真城ちゃんのマンションを見ていた旭が小さな声で叫んだ。 「どうした?」 俺は旭が指差す方向に目を向けた。