しばらく歩いていると、真城ちゃんは大きめの高級マンションに入って行った。 「おぉ!!さっそく彼氏の家でお泊まりか!? 」 「真城もやるねぇ!!こんな高級マンションに住んでる彼氏がいるなんて。」 大と力が交互に言った。 「それにしてもデケェマンションだな。どんな奴が住んでんだ?」 旭がマンションを見上げながら言った。 「あいつだ。」 今まで黙っていた風雅が突然言った。 「え?何が?」 俺は聞き返した。 「このマンション、あいつの家だ。」 風雅がぶっきらぼうに言った。