風神I





「なにしてんだ?」




「買い物に決まってんだろ、五分くらい入ってるぜ。」




旭の質問に答えたのは馨だった。




しばらくすると真城ちゃんが買い物袋をぶら下げ出てきた。










「おっ出てきた、行こうぜ!!」




俺達は馨の後に続いて動いた。







「それにしても、あんなに食材買って何つくるんだろう。」




大が真城ちゃんの買い物袋の中身を気にしながら言った。






「俺の予想では、昌人って奴に真城の得意料理を食べさせようとしてるな。」




馨がニヤニヤしながら自分の予想を行ってきた。