風神I





「あぁ、またな。」




俺達はは紫音の質問の意味がわからぬままその場をあとにした。






後ろでは氷真と紫音が不安そうに互いを見ていた。

















「遅せぇぞ!!どこ行ってたんだよ!!」




走って馨のとこまで行くと馨が電柱に隠れて手招きしていた。





「わりぃわりぃ。」




旭が代表で謝った。




「それで、真城は?」




力は辺りを見渡しながら言った。




確かに真城ちゃんの姿が見えない。









「真城はあの店の中だよ。」




馨は顎で目の前のスーパーをさした。




あそこにいるのか。