「なぁ真城、やっぱり風雅さん達に知らせた方がいいって。」




氷真が焦りながら言った。




「こいつらヤバイって行動がエスカレートしてってるぞ!!指切るだけじゃすまないぞ!!」




氷真はあたしの指先を見ながら言った。




「大丈夫だから。こんな影からしかできないようなやつに負けないし。」




あたしは二人の目を見ながら言った。




「真城、本当にいいのか。」




紫音が心配そうに眉を潜めた。




「平気だから。二人とも絶対に風雅達に言わないでね。」




あたしの言葉に二人とも頷いた。




「じゃぁ、あたし行くから。」




あたしは今度こそと思い、二人に手を振った。