「あたしはただ前向きなだけよ!!とにかくあたしはあの子と友達になりたいの!!」



女は少し拗ねたように口を尖らせた。



「「どうやって友達なるの?」」



そんな女に双子が問いかける。




「………………………………。」




「考えてねぇじゃねぇかよバカが。」



「あんたにバカなんて言われたくないわよ!アホ!!」



「んだとコラァ!!喧嘩売ってんのか!?」



「なによ!!ヤル気!?」





「…………二人とも少し黙ろうか。」



「「………………はい。」」



喧嘩が始まりそうな勢いを一発で止めた男はため息を吐いた。