しばらくあたしも風雅も黙ったままだった。









先に声をだしたのは風雅だった。




「お前、最近変わったことないか?」




風雅の言葉に一瞬ドキッとしてしまった。




「別になにもないけど。」




あたしは平然と言った。




氷真達が手紙のことを言ったのか?と思ったけどあの二人は約束を破るようなやつじゃない。




風雅はじっとあたしを見ていたが、ふいに目をそらした。

















「何かあったら、言ってこい。」




そう言うと風雅は車に乗り込んだ。




あたしは風雅が乗った車が去って行くのをただ見ていた。