「どうして?これはあたし個人にきたもので風神には関係ないじゃん。」 「そういうことじゃねぇだろ!!」 氷真はあたしに食いついてきた。 「もしこれが黒蛇からの手紙だったとしたら風雅達に渡すよ。でもただの嫌がらせ程度で報告して迷惑かけたくない。」 「誰も迷惑だなんて思ってない。」 紫音はそう言ったがあたしの気持ちは変わらない。 「とにかく、二人とも絶対に風雅達に言わないでね。」 あたしは念を押すように二人に言った。 「「わかった。」」 二人ともしぶしぶだったが頷いてくれた。