「真城!!どうしたんだよその傷!!」 氷真はブンブンとあたしの肩を揺らしてくる。 ……………く、苦しい。 「氷真おとなしくしとけ、真城が喋れないだろ。」 紫音は氷真を引っ張り後ろへ戻した。 助かった。 「それで?誰にやられたんだ?」 紫音の言葉にあたしは観念したようにため息をついた。 「これ。」 あたしはスクバの中に入れた手紙をとりだした。 「これがどうしたんだよ。」 氷真はあたしから手紙を受け取って何か封筒に書かれてないか調べた。。