「真城その指、誰にやられた。」
紫音はあたしの目をそらすことなく言った。
「何言ってんだよ紫音。真城は下駄箱に指はさんだって言ったろ。」
氷真があたしと紫音の間に割って入ってきた。
「そうだよ。ただはさんだだけだから。」
あたしも氷真の言葉に頷いた。
この二人のことだからきっと風雅達に報告しろって言うに決まってる。
これはあたしの問題だ。風雅達に迷惑かけるわけにはいかない。
そう思って氷真達にも手紙のことを言う気にはならなかった。
「あんな嘘を信じるやつなんて氷真ぐらいしかいないぜ?」
紫音はため息をつきながら言った。

