どんなに考えたってあたしがみんなの仲間になれることはない。
そう考えながら外を見ていると、いつの間にか学校についた。
「真城ちゃん、ついたよ。」
空良に言われてあたしは車から降りた。
「「「キャ────!!」」」
そのとたん、通学中の女子生徒たちからのものすごい悲鳴のような声が聞こえた。
「風神の皆様よ!!」
「カッコいい!!」
「あたしこの学校きて良かった!!」
パンダ女達の理解しがたい声が聞こえてくる。
「なにあのブサイク女!!」
「引っ込めブス!!」
「朝から風雅様達と一緒なんてムカつく!!」
ついでにあたしの悪口も聞こえてくる。

