「そーなのよ!!さっき遅刻してきてね!皆でスゴいなって話してたのよ。」 「でも、髪色なんて個人の自由だからね。そんなに気にすることでもないけど。」 パソコンをしていた男は優しく微笑みながら言った。 「そういえば、我らが総長様は何年か前まで金髪だったのにどうしていきなり黒髪にしたの?」 女は疑問に思ったことを口にする。 男は一瞬だけ気まずそうな顏をすると、女の質問には答えずに立ち上がり屋上を出ようと扉に手をかけた。