風神I





「誰も異論はねぇみてえだな。」




風雅はあたしの方に振り返った。




「お前からなにか言え。」




そう言うと風雅は一歩下がってあたしの背中を押して前に出した。






















「佐倉真城です。えっと…」




急に何か言えと言われてもなにか思いつくわけがない。




あたしはとりあえず思ったことをそのまま言った。




「別に守りたくなかったら守らなくても大丈夫です、あたし全然姫ってがらでもないし。とりあえず黒蛇との決着がつくまでよろしくお願いします。」




言い終わったあたしは頭を下げて一歩後ろへ下がった。




一階にいる奴等はみんなポカンと口をあけてアホ面をしている。