「誰も異論はねぇみてえだな。」
風雅はあたしの方に振り返った。
「お前からなにか言え。」
そう言うと風雅は一歩下がってあたしの背中を押して前に出した。
「佐倉真城です。えっと…」
急に何か言えと言われてもなにか思いつくわけがない。
あたしはとりあえず思ったことをそのまま言った。
「別に守りたくなかったら守らなくても大丈夫です、あたし全然姫ってがらでもないし。とりあえず黒蛇との決着がつくまでよろしくお願いします。」
言い終わったあたしは頭を下げて一歩後ろへ下がった。
一階にいる奴等はみんなポカンと口をあけてアホ面をしている。

