「今どこだ。」 怖え。 どこのヤクザだよ。 「えっと…、家のベット。」 「なめてんのか。」 さらに低くなった風雅の声。 「ゴメン。寝坊しちゃった。すぐ行くからあと少し待っててよ。」 あたしは言いたいことだけ言うと携帯を切って急いでベットから出た。 ご飯を食べる時間はないから顔を洗い急いで化粧をする。 着替えてバッグに必要なものだけを詰め込む。 必要なものと言っても財布と貰った黒い携帯だけ。 玄関の鏡で全身をチェックしたら家を出て鍵をかけた。 「スゴい、十分で準備できた。」