「「怒り猿とったどー!!」」 「……………ぐぇ…。」 大と力は旭の上に乗って叫んでいた。 旭はその下でうなだれている。 そろそろ死にそう。 「大、力、怒り猿がそろそろ限界みたいだからどいてやれ。」 「「えー、しょうがねぇなぁ。」」 双子は同時にジャンプしながら旭の上から降りた。 天使のような空良の言葉に怒り猿は救われたようだ。 「くそ…悪魔のドッペルゲンガーズめ。覚えてやがれ…」 旭は床に転がりながらブツブツ一人言をいっていた。 怖いんだけど。