しばらくトランプをしているとパソコンを終えた空良が話かけてきた。
「真城ちゃん、時間大丈夫?家族心配してない?」
あたしは時計を見た。
時間は21時を少し過ぎたところだった。
もうこんな時間か。別に一人暮らしだし心配するような人もいない。
何時に帰っても変わらないが今日はさすがに疲れたと思いあたしは帰ることにした。
「じゃぁ、帰るね。」
あたしが立ち上がると今まで眠っていた風雅も立ち上がり向かってきた。
「送る。」
それだけいうと扉をあけて部屋を出ていった。
あたしは扉の入口に置いてあったスクバを持って部屋を出ようとした。

