車を降りると、目の前には大きな倉庫があった。
想像していた倉庫よりも大きくて綺麗だった。
倉庫の前にはバイクが何台も停められていて頭のカラフルな厳つい兄ちゃん達もいた。
風雅達はそんな厳つい兄ちゃん達の中を突き進んでいく。
風雅達が通るとバイクをいじっていた人も話をしていた人をそれをやめて立ち上がり頭をさげる。
これが、風神のトップなんだ。
あたしはそんな風雅達について行けるはずもなく一人倉庫の前で立ち止まるしかなかった。
「おい。」
しばらく倉庫の前で突っ立っているといつの間にか風雅が目の前に来ていた。

