「ありがと、そこにおいといて。」 空良は男に五千円札を渡した。 最初はいらないと受け取ろうとしなかった男だったが、空良が男のポケットに五千円を捩じ込んで諦めて帰っていった。 「真城ちゃん、好きなの選んでいいよ。」 「あたしは余り物でいいよ」 あたしがそう言うと空良は鬼ごっこをしている三人のほうを指しながら言った。 「あいつらまだかかりそうだから大丈夫だよ。」 「わかった。ありがと。」 あたしは、沢山ある中からチョコチップ入りのメロンパンをとった。