コイツら…




あたしは拳を握りしめながら馬鹿双子を睨んだ。









「お、恐ろしい…」




今まで黙っていた旭はそう言って苦笑いしていた。






「それじゃぁ、真城ちゃんこれからよろしくね。」




そう言って微笑んできた空良に本気で殺意を覚えてしまった。
























そうして、あたしは風神の姫になった。




あたしの止まっていた時間が少しだけ動いた瞬間だったのかもしれない。