そこから流れる声に耳を澄ましていると… 『君を守るのは真城ちゃんの為だけではなくて俺達の為でもあるんだ。』 『わかった。風神の姫になるよ』 それはさっきまでの会話が録音されていたテープだった。 「証拠があるんだから誰がなんと言おうと真城ちゃんは俺達の姫だよ。」 あたしはすぐさまこの会話を録音したと思われる双子を睨んだ。 「因みに録音したのは俺達二人だけど、しろって言ったのは空良だからね!!」 「俺達はただ言われた通りにしただけだもん!!」 大と力はニヤニヤしながら言ってきた。