風神I





「本当の彼女になるわけじゃないよ、彼女のフリをしてくれればいいんだ。」





空良が言った。



すると突然…












「お前に拒否権はねぇ。」




ずっと黙っていた風雅が口を開いた。





「黒蛇との決着がつくまで俺らが守ってやる。」




風雅はぶっきらぼうに言うと目を閉じて眠ってしまった。





「真城ちゃん、風雅の言う通り俺らが守るよ。あっちには顏もばれてるんだこれから一人で行動するのは危険だ。」




「黒蛇は全国で6位だ。おまけに卑怯な手だってつかってくる。俺らと一緒にいた方が安全だと思うけど。」




空良に続いて旭も言ってくる。