屋上のフェンスによりかかって風雅はこちらをじっと見ていた。





「あっ!!風雅ー!!真城連れてきたよー。」




大が大声で風雅に手をふった。








「おい!!お前らなに勝手に走って行ってんだよ!!」




屋上に入ってきたのは起こったような顏をした旭と呆れた顏をした空良だった。





「真城ちゃん。大丈夫だった?二人に引っ張り回されなかった?」




空良が心配そうに聞いてきた。






「なんだよその言い方!!」




「俺らがいたずらっ子みたいな言い方するなよ!!」




大と力は怒って口を尖らせた。