「あっちがいいって言ったんだから別にいいでしょ。」
「そ、空良さんを呼び捨てに…なんて羨ましいやつ…」
あたしが説明したときには氷真は自分の世界に入っていてあたしの声はもはや氷真には届いてなかった。
「話戻すけど、なんであたしは屋上に行かなきゃなんないの?」
自分の世界に入ってしまっている氷真を無視して紫音に質問した。
「だから、俺らも知らねぇよ。ただ、空良さんスッゲェ真剣な表情してたからなにか大切な話だと思うけどな。」
「大切なことねぇ。」
「心あたりないのか?」
「あったらとっくに行ってる。」

