桜色を覚えた絵


運動会の日みたいに空気が爽やかで気持ちが良い、このままお昼寝をしたくなってしまう。

どうして太陽の下、地面に座ると気分が高まるのだろうか。

ただのお花見なのに、ただ桜を見ながら食べるだけなのに、凄く珍しい高貴なことをしている気持ちになる不思議。

大人になると地面に座らなくなるからだろうか?

子供の頃はどこでもしゃがんでいた。
例えば陸橋、道路、玄関の前、平気で座っていたのに、いつからかマナーやら周囲の目やらを気にしてできなくなってしまったから?

確かに考えてみれば、大人たちが車やバスや電車やお店の椅子以外に座るのは見たことがない。