~美玲side~

アタシは涼汰と二人きりでいると思うとドキドキが止まらない


自分でもわかるくらい顔真っ赤




そんな中アタシ達の間でハプニングが起きた





ウィーーーン……ガコッ






あれ?今変な音しなかった?




バンバンバンッ!!



涼汰がドアをたたく



「ちょっ……!なにやってんの?!」



「チクショーッ!エレベーター止まりやがった」

「えっちょっ?!もう大遅刻なんだよ?アタシら そんな冗談言わないでッ!」

「マジ冗談じゃないって!動かないって!しかも、2~3Fの真ん中でっ」


もう何がなんだかわからなくなって、二人ともパニック状態だった


ケータイはつながらないし

ケータイ以外の脱出方法なんかわからなかった


「涼汰……何時間ここにいるの?」

「俺にきくなよ ってか真ん中で止まってるから、1日はかかるカモな」

「もう最悪……遅刻はするし エレベーターはとまるし……」


アタシは半泣き状態だった