「そ、あたしの幼なじみよ」


 すると、一瞬びっくりといったように目を見開いて、


次にホッと胸をなでおろしていた。


「そうですか、失礼いたしました」


「…あまりおどろかせないでほしい」


「え?なんか言った?」


「いえ、なにも」


 そういうと、さっきのことがウソのように冷静になって、執事の仕事に戻った。


 例の車(あのデカ過ぎて、目立ちすぎる車)に乗ると、真山はフツーの学校はどうだった?とか、友達は出来た?とかそんな話をして、家に帰宅した。