◇◇
「あっ、もう時間だ…じゃあ行ってきます!」
歯を磨き、時計を見ると学校にいく時間になっていた。
鞄を持って立ち上がる。
「気をつけてね~」
「うん!!」
そう言って靴を履き、玄関を出ようとした。
「琳。コレやる」
後から玄関に来た姉が何かを投げてきたのでとっさにキャッチする。
伊達に3年間ソフトしてないからね。
その物体を見ると、リップクリームだった。
リップは自分のを持っているので良く分からず、説明を求めるように姉に視線を移す。
「それほんのり色付くやつ。リップくらいならアンタも付けれんだろ」
