‐hide‐ハイド


…そう。







私が姉を起こすのを嫌がった理由は、姉が極度の低血圧だから…。





寝起きは私より最悪で、ほとんど殴り掛かってくる。



威力は強烈だ。


うっかり何も用意せず起こそうとしたら見事鉄拳の餌食になる。



うっかり忘れて殴られて吹っ飛ばされた事なんて何回もある。





こんな細い身体の何処にそんな力があるのか…。






流石に私は低血圧でも、殴り掛かったりはしない。





少し不機嫌になるくらいかな?




とにかくクッションがあって助かったよ…。





「…琳?」




「うん。姉ちゃん…オハヨウ」




「…はよっ、アンタが早起きなんて珍しいね」



「まぁ…もう高校生だからね」




私が苦笑いで言うとふぅんと返ってきた。