私は168㎝と女子の中では身長が高いほうだ。
けれども、やっぱり男子には敵わないので揉みくちゃにされてしまう。
それに比べ央は175㎝という高い身長の持ち主なので、顔だけは人ごみから抜けている。
くそぅ…。
「央!!そっからクラス表見える!?」
騒がしさに負けないように声を張り上げて尋ねる。
「無理。遠くて見えない」
…そうだった。
央は目が悪いんだ。
ぎりぎり眼鏡はいらないけど。
私は視力は抜群にいいけど人で見えない。
これが逆ならどっちかが見えていたのに…。
心の中で愚痴をこぼした。
「ちょ…スイマセン!!通して下さっ…!」
無理矢理人込みを掻き分けていく。
「…スイマセっ…ぬけた!!」
しばらく苦戦してやっとクラス表の真下まで行くと以外にスペースが空いていた。
「えっと、私は…福島(フクシマ)…福…あった!3組だ」
央を探してみると央はまだ人込みの真ん中辺りで苦戦していた。
見といてやるか…。
そう思い再びクラス表に視線を移した。
