‐hide‐ハイド


…まさか、あの集団が?




「ごめん!!汐、ごめん…!!」



私に謝る琳。





「え?」


わけがわからず尋ねた。




「さっきトイレで例の集団がいて…。聞こえたんだ」


「な、にを…?」


琳から聞こえた、集団という言葉に思わず動揺する。




「全部」


そんな…。




動けなくなった私に近寄り袖をめくられる。





「…っ」

「な、にこれ…酷い…!」




驚愕する彼女の顔。



私の腕はボロボロだった。