ゆっくり目を開ける。 「汐!!大丈夫?」 「琳…?」 あれ?私なんで…? ここはどこ?? 目が覚めるとベットに寝ていた。 心配そうな琳の表情。 「汐、移動教室中に倒れたんだよ」 「あ…そうだった」 階段からの記憶がない。 倒れたんだ…。 さっきのは夢じゃなかった。 琳をみるとまだジャージのままで、髪もぐしゃぐしゃな状態だった。 …駆け付けてくれたんだ。