‐hide‐ハイド


「そうかぁ~。あっ!今日さぁ汐も一緒に帰らない?徠と私と央で!!」



笑顔で誘ってくれる彼女。



「今日は…」




言葉を濁す。




「ん?」


「先生に用事があってさ!先帰ってて?」



嘘。


本当は先生に呼ばれてなんかない。





「う~了解。なんかしたの?」


「わかんないの~…説教じゃないことを祈るよ」



「大丈夫だって~」



ポンっ



「痛っ」





軽く叩かれた肩が悲鳴をあげる。





「え?強かった??」





慌てる琳。