その後私は塾に行き、帰宅していた。 う〜、真っ暗だよ。 街灯を頼りに、大幅で歩く。 家の近くの公園にたどり着いた。 ん…? 公園のブランコに、誰かが座っているのが見えた。 私の学校の制服…。 見覚えのある風貌に、もしかしてと思い公園に入る。 そこにいたのは…広川だった。 「広川…?」 私が声をかけると、広川はびくっと体を揺らした。 「えっ…。」 私は足を止める。 広川は…泣いていた。