あんたとあたし。







「夏休み中マネージャーとして、2年の桔川留衣が野球部に入る。
 マネージャーだからって、こき使居ずぎないように。」



 「うぃっす」と運動部っぽい返事が返ってくる。

 なんだか、新鮮味を感じて、自然に顔がほころんでくる。


 「おい」と、軽く腕を引っ張られ、目で相づちを打たれたことから愛さとぉしてほしいことを察する。



「あっと、2年の桔川です。まぁ、役には立てないかも知んないけど、夏休みの間、よろしく。」



 「おねがいしますっ」と50人近くの男が頭を下げる。

 れ、礼儀正しいんだね、野球部って。