“今日駅前で10時集合。海行くぞ”
なるべく祥志らしく文を打った。
文を読み返した後、送信ボタンを押した。
100%完了、の文字を見つめ、携帯をテーブルに置いた。
「あたし、荷物用意してくる。」
鼻歌を歌いながら、階段を上った。
水着とバスタオル、日焼け止め、サングラス。
別に大したことするわけじゃないけど・・・。
向こうに行ってから着替えたくない・・・。
クローゼットから、マキシのワンピース。
白を基調とした色遣いで、夏らしい。
水着の上からそれを着て、財布だけカバンに詰めて、下に降りた。
脱衣所の鏡で、髪の毛をお団子にセットし、リビングに戻った。
「彩、早く出よう」
そう言って扉を開けると、笑い転げる彩と修、青ざめた祥志の顔。
「祥志、そういうことだから、あたしらもう行くし。」
修と彩の腕を引っ張って、家を出る。
大きな祥志の叫び声が聞こえて、3人で爆笑。

