下駄箱まで来ると

門のところに


部活中の生徒たちの

姿が見えた。






「泣いてるままで
行けないよ。」




私はしばらく

涙が止まるまで


ここにいようと思った。





きっと空たちは

あの調子だとまだまだ

帰らないだろうから。













私は座り込んで

顔を塞ぐようにした。





















涙を止めようと思う程


空への想いが込み上げて

まるでその想いのように

涙がどんどん零れ落ちる。

















しばらくそのまま

泣いていた私は


そこに座ったまま

泣き疲れて

眠ってしまった。