そんなこと…

思ってたんだ。






「…アハハ。
私ってバカみたい。」













期待しちゃってた。










初めて空と

同じクラスになったとき


空のほうから

声かけてくれた。






体育祭では

同じ組になって


一緒に応援団やろうって

誘ってくれた。






夏休み

部活のない日は遊ぼうねって

2人で水族館に行ったよね。






休み明けは

海に会えなくて

退屈だったって


無口な空が

そう言ってくれたよね??






クリスマスも

みんなで一緒にだったけど

クリスマスパーティーやって

私にだけこっそり

プレゼントくれたり

なんかしちゃって。






受験前の今も

一緒に勉強したりさ。



空は私の第一志望

知ってるのかな??



空と同じとこだよ??











君の全ての

行動、言動に




私は勝手に

勘違いしてたよ。



自惚れてた。






















空にとって私は

特別でもなんでも

なかったのに…
















私は次々に流れ落ちる

涙を拭いながら


足速に教室から離れた。