時弥は腕を押さえて足をふらつかせている姿に目を丸くする。
「杜斗(もりと)!?」
右腕から流れている血に驚いて駆け寄る。
一体どこから撃たれたんだ!? 周りを見回した。
すると……
「まったく。大人しくしてればいいのに」
思ってもみなかった声が聞こえて呆然と少女に目を移す。その手にはハンドガン。
「理絵ちゃん……?」
「予想外だわ。新人だって言うから軽く見てたのに」
状況が掴めずに時弥はただ少女を見つめるしかなかった。
「どういう事……?」
「どうやら親玉はこいつらしい」
痛みに言葉を詰まらせて杜斗は理絵を睨み付ける。
「仲間がいるとは思わなかったわ。言ってくれなかったのね」
可愛い顔がまるで悪女のように歪んでいる。時弥は倒れそうになった。
「どうするんですか?」
茶髪が理絵に問いかけると少女は小さく舌打ちして杜斗と時弥を見やる。
「杜斗(もりと)!?」
右腕から流れている血に驚いて駆け寄る。
一体どこから撃たれたんだ!? 周りを見回した。
すると……
「まったく。大人しくしてればいいのに」
思ってもみなかった声が聞こえて呆然と少女に目を移す。その手にはハンドガン。
「理絵ちゃん……?」
「予想外だわ。新人だって言うから軽く見てたのに」
状況が掴めずに時弥はただ少女を見つめるしかなかった。
「どういう事……?」
「どうやら親玉はこいつらしい」
痛みに言葉を詰まらせて杜斗は理絵を睨み付ける。
「仲間がいるとは思わなかったわ。言ってくれなかったのね」
可愛い顔がまるで悪女のように歪んでいる。時弥は倒れそうになった。
「どうするんですか?」
茶髪が理絵に問いかけると少女は小さく舌打ちして杜斗と時弥を見やる。



