巧から告白されてもう1週間くらい経った。
私はまだ答えが出せないままで、いまも悩んでいる。

「・・・瑠奈・・・ちょっといいか?」

巧からだった。

「・・・うん」

私は静かにうなずいた。
またいつもの屋上で話をした。

「・・・。」

「・・・。」

お互い無言のまま・・・。

「あのさ・・・。」

話を切り出したのは私だった。

「うん」

「告白の返事まだ決めてないんだ・・・。」

「うん」

「だから・・・。もうちょっと」

「瑠奈・・・。お前最近すげーつらそうな顔してる・・・それって俺のせいなんだろ?そんな顔させるために俺は瑠奈に告白したんじゃない。」

「えっ・・・。」

「俺は瑠奈にいつまでも笑っててほしい。」

「ありがとう・・・巧。」

「変なの瑠奈」

「巧だって変だよ」

「俺は変じゃねえし」

「ふふっ」
面白くてつい笑いが・・・。

「あっ!笑った!」

「えっ?」

「瑠奈可愛いな」

「可愛くないしっ」

「まぁ~照れるなよ~」

「照れてないです~」

「ほらもう授業だぞ!」

「まぢ!次まぢ恐い先生ぢゃん!」

「えっ!まぢ・・・早く帰ろう」

「うん」