「友莉。」 呼ばれて振り向くと そこにいたのは風呂上がりの龍。 と言っても 今この家にいるの 私と龍の二人だから当たり前なんだけど。 「ちょっと、龍。 上ぐらい着なさいよ、風邪ひくよ? それで、何?」 「今日お前は俺のベッドで寝て。 俺はソファで寝る。」 頭をごしごし拭きながら 龍が言った。