だけど俺が理穂の事を想っているのは 本当のことだ。 俺が理穂と笑っていると 俺達の横を一台の自転車が横切って行った。 「ねえ、海里。あれって……」 「う、うん。」 その自転車を見て俺と理穂は 目をみはった。 正確に言えば乗っている人を 見て、だけど。